全米が泣いた奨学金返済の話

シビアな奨学金についての話

うつ病で奨学金が返済できなくなったら「返還期限猶予」を利用する

time 2017/05/31

うつ病で奨学金が返済できなくなったら「返還期限猶予」を利用する

奨学金を借りたのはいいものの、うつ病になって仕事ができなくなり、返済できなくなってしまうこともあります。うつ病は心の風邪とはいうものの、風邪のように放っておいて治るものではありません。むしろ、放っておくと悪化して自殺してしまうこともある危険な病気です。

うつ病は返還期限猶予制度が適用する

さらにここに奨学金の返済という負担がのしかかってくると、ますますうつ状態が悪化する可能性があります。早く返すために無理に仕事に復帰してしまうと、さらにうつ病を拗らせてしまう危険性もあります。復帰したのはいいものの、仕事に集中できずにぼーっとしたり、ミスを繰り返して解雇されてしまうこともあります。

こういう時に利用したいのが、返還期限猶予制度です。仕事を辞めて収入がなかったり、病気や怪我などで支払いが困難になった時に、奨学金の返済を一時停止することができる制度です。

うつ病は病気である

うつ病は立派な病気ですから、この返還期限猶予制度が利用できます。精神疾患の病気は、医師の診断書を添えることで猶予措置が受けられます。長期間にわたる治療が必要と診断された場合は、毎年または半年の間の診断書で猶予措置が継続されていきます。返還猶予願と診断書を機構に提出して判断を仰がないと制度が利用できるかどうかわからないので、とりあえず提出してみるしかありません。

診断書は発症時期から、現在も就労困難という記載が必要です。これは原本が必ず必要です。さらに収入に関する書類は、卒業して1年以上の場合は経済的な困難であるという証明書、1年未満の場合は新卒であるという証明書を提出します。

休職証明書は、休職期間や休職している時の給与が書かれている証明書を提出します。給与の記載がなければ、休職している時の給与がわかるもののコピーを提出すればOKです。休職期間が未定の場合は、休職開始日と終了期間が未定のためと記された証明書が必要です。無職の人の場合で、以前就職していた場合は経済的に困難という証明書の他に失業中の証明書が必要です。

うつ病は焦らずゆっくり回復するように

うつ病になると全てがネガティブな思考になってしまい、奨学金の返済のことも重くのしかかってしまうかもしれません。しかし、返還期限猶予制度など使える制度をフル活用してゆっくり回復するようにしましょう。焦って無理に復職してしまうと、かえって仕事がうまくいかずに悪化してしまったり、自分はやっぱりダメだと思い込んで全ての意欲をなくしてしまう原因になります。うつを甘く見ないで使える制度を利用しましょう。