全米が泣いた奨学金返済の話

シビアな奨学金についての話

うつ病で奨学金を自己破産しても返済は続きます

time 2017/06/13

うつ病で奨学金を自己破産しても返済は続きます

貸与型の奨学金を学生時代に借りていた人で、その後の返済に悩まされることになるケースが増えています。大学を出ても正社員になれず、フリーターとして不安定な収入しか得られない人にとっては、1万5千円程度の奨学金の返済でもかなりの負担となります。

うつ病と奨学金返済の負の連鎖

年収300万円以下といった条件を満たしていれば減額返還や返還猶予の制度を利用できますが、最大で10年間しかこの制度は利用ができません。

うつ病が原因で奨学金を返済できなくなってしまう人も増えています。うつ病になる原因はさまざまですが、奨学金の返済も1つの理由となっている可能性は高いでしょう。精神的なストレスが続いたり、2つも3つも不安なことが同時に起きたりすると、人は耐えられなくなり、精神が病んでしまうことがあります。奨学金の返済は不安要素の1つとなるでしょうから、うつ病などの精神病になってしまう可能性が高くなってしまいます。

カードローンにも気をつけよう

また、カードローンなどで借金をしている人も、注意が必要です。消費者金融などのカードローン審査では、奨学金の存在は影響しないことも多いです。消費者金融は奨学金がないものとして考えて、貸し出しする金額を決めますので、とても大きな負担になってしまうことがあります。

例えば、奨学金の返済が毎月3万円あったとしても、消費者金融はその存在を知らないために、実際よりも負担の大きな借金の審査に通してしまうことがあります。金融機関は「この人なら毎月3万円くらいなら返済できる余裕がある」と判断をしてお金を貸してくれましたが、実際には合計で倍の6万円の負担があったとしたら、返済が困難になってしまう可能性は高くなるでしょう。

自己破産は安易に行ってはいけない

自己破産をすれば、一般的には借金はゼロになると言われています。しかし、うつ病で自己破産をしても返済が続いてしまうケースがあります。自己破産をすると本人の借金はゼロになりますが、連帯保証人の債務まではなくならないからです。

奨学金の場合、ほとんどのケースで家族が連帯保証人になっています。残高が500万円あったら、自己破産をすると連帯保証人となってくれている家族に対して500万円の請求が行ってしまいます。家族がその請求に応じることができなければ、家族までも債務整理をすることになってしまうかもしれません。

最悪のケースでは、10年前に死去した息子が借りていた奨学金について、元本の倍以上の延滞金が上乗せされて請求が来たというケースもあります。残された家族に絶望を与えてしまう可能性までもあります。